特別養護老人ホームについて
特別養護老人ホームとは、地方自治体や社会福祉法人が運営する公的福祉施設です。
要介護度の高い方から優先的に入居することができます。新規施設の建設が困難な為、数年待ちも珍しくありません。
2000年からの介護保険法の施行に伴い、介護保険における施設サービスの対象となり、措置から利用者契約に変わりました。特別養護老人ホームは待機者が非常に多くなり、最近は各自治体で入居優先規準を設けるようになっています。
特別養護老人ホームは身体上、介護保険制度で介護の必要がある「要介護」の判定が出た人が利用可能で、老人福祉法上の老人福祉施設の中の一つです。略称して「特養」。
また特別養護老人ホームは、規則なども民間の有料老人ホームとは違うので注意が必要です。
特別養護老人ホームは首都圏の都市部では満室の施設が多く、入所期限を定められることも多い所があります。
※特別養護老人ホームには、市町村長の権限による「措置」という行政処分による入所が存在します。これは当該の高齢者が何らかの虐待等を受け、緊急避難的に特別養護老人ホームに入所をしなければならないとき、この措置が行われます。